茨城にガレージハウスを建てよう|特徴やメリット&注意点を解説

今や一家に一台マイカーを持つご家庭は少なくないでしょう。日本住宅の大半は家の前などに駐車スペースを作ることが一般的ですが、やはりガレージのある家に憧れる方も多いはずです。そこで、今回はガレージハウスについてそのメリットや活用方法、使いやすくするためのポイントなどを紹介します。車好きの方はもちろん、おしゃれな住まいを検討中の方も是非参考にしてください。

 

ガレージハウスは車を停めるだけじゃない!使い道やメリットは?

ガレージとは直訳すると「車庫」で、本来は車を停めるためのスペースです。しかし、実は様々な空間として利用できます。ここでは、その一例を紹介します。

 

作業スペースとして活用できる

ガレージは雨風に当たらず屋外作業ができるスペースになります。DIYが好きな方は汚れを気にせずに加工や塗装ができますし、サイクリング・サーフィンなどのアウトドアスポーツを楽しむ方は悪天候でもメンテナンスができます。このように、周りや天候を気にせずに大掛かりな作業ができる場所はとても貴重です。

 

雨に濡れずにアクセス可能

母屋の玄関との位置関係を考慮すれば、車から雨に当たらずに室内へ入れます。大きな買い物をした時や小さいお子さん連れで車に乗る時に非常に便利です。

 

ゴミ置き場や物置と兼用できる

戸建住宅の場合、ゴミ箱の置き場に困る方も多いでしょう。そんな時にもガレージは活用できます。収集までの間ゴミをガレージに入れておけば、猫やカラスに荒らされる心配もありません。ただし、夏には臭いが気になるので、窓を設置するなど換気ができるように工夫しましょう。スキー板など大きな季節物のアイテムを収納するスペースとしても活用できます。

 

車が汚れない

雨が降っていないのに、いつの間にか車がほこりまみれになっている光景を見たことがありませんか?都会・郊外問わず、駐車スペースに車を置いたままにしておくと、洗車したばかりでもすぐに車は汚れてしまいます。大切な愛車を汚れから守りたい方は、シャッター付きのガレージに駐車しましょう。台風時に飛んでくる枝などの被害にも遭いません。

 

防犯対策になる

残念ながら、茨城県は国内でも自動車盗難が多い県です。

都道府県 盗難件数 保有台数 一万台あたりの盗難件数
第1位 茨城県 1,590 1,942,969 8.18
第2位 大阪府 1,577 2,754,197 5.73
第3位 千葉県 1,538 2,765,710 5.56
第4位 愛知県 1,349 4,095,168 3.29
第5位 埼玉県 914 3,159,272 2.89

データ参照元:都道府県データランキング|自動車盗難件数(2016年)

そのため、特に盗難が心配な方はガレージを設けることをおすすめします。ただし、外部から侵入できるシャッター無しガレージは、むしろ人の視線を遮るため盗難被害に遭いやすくなる可能性もあります。シャッターは鍵付きでなくても、開閉時に大きな音が出るため、防犯対策にとても有効的です。

 

ガレージの種類は?

ガレージと一言で表しても、実はいくつかのスタイルがあります。ここでは主な種類を紹介します。

 

独立型ガレージ

引用:三和シヤッター工業株式会社|カポレージ

母屋と切り離して作るスタイルのガレージです。自宅にいてもシャッター音やエンジン音が気になりにくい点がメリットです。また、建物の平面計画に影響せず、自動車の台数やサイズに合わせてフレキシブルにプランニングでき、後から設置することも可能です。ただし、屋根付きの渡り廊下などを設けない限り、母屋へアクセスする際に雨に濡れてしまいます。

 

オープンガレージ

シャッターなどは付けず柱や壁と屋根のみで自動車を覆うスタイルのガレージです。メリットは、雨から車を守りつつも自動車への乗り降りや荷物の上げ下ろしがしやすい点です。また、見た目も開放感があり主張しすぎないため、建物の外観とマッチしやすいのも特徴です。ただし、壁の量や配置に配慮しないと、中の様子が見えづらくなり盗難犯に狙われやすくなるリスクもあります。

 

ビルトインガレージ・インナーガレージ

引用|文化シャッター|エスプリ

母屋の一部にガレージを取り入れるスタイルです。最も大きなメリットは、敷地いっぱいに家を建てる場合でも駐車スペースが確保できることです。また、車が出入り口とは別に母屋への動線を確保すれば、雨に濡れずに室内へ入れます。ただし、シャッターの開閉音やエンジン音が居住空間にダイレクトに伝わってしまうため、防音・遮音対策をしなくてはいけません。

 

カーポートはガレージとは違う!

ガレージと混同されがちなのが、カーポートやカーゲートです。カーポートは屋根と柱で駐車スペースを覆う手法で、カーゲートは駐車場の入り口にあるゲードを指します。住宅によってはこれらを併用するケースも多く、エクステリアメーカーで商品化されているため、現地で組み立て設置するだけで出来上がります。デメリットは、雨は凌げるものの四方はオープンなため風からの影響は防げないという点です。ただし、ガレージを作るよりも格段に安価で、建築面積算出の際には「高い開放性を有する建築物の建築面積の不算入措置(建築基準法施行令(昭和二十五年政令第三百三十八号)第百三十六条の九第一号の規定)」という規定によって一部建ぺい率に計上されないため、より広い面積を住宅に充てられます。

 

魅力的で使いやすいガレージするポイントは?

機能的かつおしゃれなガレージハウスを建てる際に、抑えておきたいポイントがいくつかあります。これらのポイントを十分理解した上で、設計士や建築会社と打ち合わせをするとよりスムーズでしょう。

 

ポイント①母屋とのアクセスを検討する

まず、平面計画上大きなポイントとなるのが、母屋へのアクセス動線についてです。母屋のどこと隣接させるかによって使い勝手は大きく異なります。玄関と隣接させるケースが多いですが、たくさんの買い物を頻繁にするご家庭の場合はキッチンにアクセスできるようにすることも一つの手法です。

 

ポイント②圧迫感・閉塞感を感じさせない工夫をする

ビルトインガレージの場合、ガレージシャッターを締め切るととても圧迫感・閉塞感のある空間になってしまいます。その中で作業をしたりゴミ置き場として使う場合には、窓を設けるなどの工夫が必要です。最近では母屋との間をガラス張りにして、愛車を室内からでも見られるようにするお宅も増えています。

 

ポイント③コンセントや照明器具の位置を検討する

コンセントや照明器具の配置は、うっかり検討し忘れることがあるので注意しましょう。車を停めるためだけのスペースであれば問題ありませんが、その他の用途でも利用する場合や電気自動車を所有する場合は、使うシーンを想像しながら適材適所にコンセントや照明器具を設置してください。その際に、照明器具は人感センサー付きにしておくと便利で、防犯効果も高まります。

 

ポイント④換気を十分に確保する

ビルトインガレージにおいて、排気ガスや湿気対策は大きな課題です。メンテナンスをする際にガソリンやオイルの臭いが気になることもあります。これらを解消するためにも、十分な換気能力を備えておかなくてはいけません。24時間換気扇でもいいですが、湿度センサ付き換気扇や熱センサ付き換気扇を設置すると、ランニングコストが削減できます。

 

ポイント⑤シャッターやその他の設備が必要かを検討する

ガレージにシャッターが必要かどうかは意見が分かれるポイントです。建設コストを抑えたい方や、いちいち開閉が面倒と考える方がいらっしゃるためです。防犯性を重視するのであればシャッターを付ける方が良いでしょう。また、海に近い場所ではシャッターがあれば塩害から車を守れます。どうしても開閉が面倒な方は、車からリモコン操作できる電動シャッターがおすすめです。ただし、早朝や夜間の出入りが多いお宅は、シャッター音で近隣住宅に迷惑をかけてしまう可能性もあります。それらを全て加味してシャッターの有無を検討しましょう。そのほかには、立水栓やシンク、空調機器があると便利です。ガレージをどのように使うかをシミュレーションして、必要な設備を決めてください。

 

施工事例

私たちクレアカーサでは、今まで様々なガレージハウスを作ってきました。その中の一部を紹介します。

 

作業ができるバイクガレージのある家

こちらは、玄関土間へ直接アクセルできるバイクガレージのあるお宅です。バイクを停めるスペース以外にも、道具が置けるスペースやメンテナンスするスペースが十分にあるため、バイク好きのご主人にとってとても居心地のいい空間になりました。リビングからも愛車を見られるように窓が設置されているのもポイントです。

〈詳細はこちらをご覧ください〉

クレアカーサ|施工事例・バイクガレージとロフトのある、子育てを楽しむ住まい

 

開放感があり愛車を守れるオープンガレージの家

こちらはオープンタイプのガレージから玄関ポーチへアクセスできるお宅です。車二台分のガレージは重たい印象になりがちですが、敢えてオープンガレージにしてシャッターもつけないことで、軽やかで開放感のある外観になりました。

〈詳細はこちらをご覧ください〉

クレアカーサ|施工事例・ダウンリビングを愉しむ 白い塗り壁のガレージハウス

 

まとめ|ガレージハウスは車好きの方にもそうでない方にもおすすめ

今回は、ガレージハウスについてそのメリットや活用方法、使いやすくするためのポイントなどを紹介しました。ガレージは愛車を守るだけではなく、屋外空間を有効的に使うためにも活用できます。そのため、車やバイク好きの方以外にも、DIYやその他アウトドアアクティビティを楽しみたい方にもおすすめします。クレアカーサでは、経験豊富な設計スタッフや施工スタッフがチーム一丸となって、あなたの理想のマイホーム作りをお手伝いいたします。ぜひお気軽にご相談ください。

 

クレアカーサ茨城があなたのガレージハウスづくりをお手伝いします

無料相談会

私たちクレアカーサは「Good House, Love Family」をメインコンセプトとし、一番近くにいる人を幸せにできる住まいづくりをめざしています。また、家事動線や収納計画、敷地の効果的な活かし方をお客様と密にお打ち合わせすることで、デザインや流行に捉われすぎない住み心地の良いお住まいをご提案します。ホームページからイベントや来店のご予約、資料請求を承っておりますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。

〈参考ページ〉

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監修者情報 クレアカーサコラム編集部

クレアカーサコラム編集部

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住宅業界の専門性について

免許登録
  • 建設業許可番号 国土交通大臣 許可(特-5)第29052号 国土交通省
    宅建業免許証番号 国土交通大臣(15)第810号 国土交通省
資格情報
  • 一級建築士、二級建築士、一級建築施工管理技士、二級建築施工管理技士、インテリアコーディネーター、福祉住環境コーディネーター、茨城県木造住宅耐震診断士ほか
受賞歴
  • ・ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー 優秀賞を2シリーズでダブル受賞 ・三協アルミ ワンダーエクステリアデザインコンテスト2019 ブロンズデザイン賞 ・ZEHビルダー評価制度で最高ランクの6つ星を取得 等